ガールズスケーター向け PR

スケボー女子がオーリーに挫折する前に試してほしいこと

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

スケボーでまず最初に練習を始める大きなトリックといえば、言わずと知れた「オーリー」です

オーリーはスケボーのすべての技の基本になるので、マスターしたい所でもあります。
しかし、このオーリーの難しさに挫折してしまう人もたくさんいることも事実です。

そして、女子であるがゆえのオーリーの難しさに直面してしまうこともあります。

 

スケボーは、運動能力や筋力の差で圧倒的に男性の方が有利といっても過言ではないでしょう。

同じ時期に始めた男子スケーターの方が飲み込みが早く、成長も早い。
何年もコツコツと練習しても、スケート歴1年未満の男子スケーターの方が断然にうまいし、オーリーも高い。

このように、どうしても男女差が出てしまい、私自身も悔しい思いをしたことがたくさんあります。

それは「オーリー」の練習にも顕著に現れてしまいます。
男性の方が技の飲み込みが早いのもそうですが、何よりオーリーの「高さ」。

圧倒的に男性の方が容易にオーリーの高さを出すことができます。

しかし、スケボースタイルは十人十色。
男子スケーターの真似をして上手くなるという方法ももちろんありますが、今回は、女子目線で、私が実際にどのようにオーリーの練習をしてきたかを書きたいと思います。

Contents

スケボー初心者女子のためのオーリー練習方法【オーリーに慣れるまで】

まずは、まったくオーリーができない状態から、オーリーができるまでの練習過程を紹介します。

①オーリーの練習の前に、プッシュを安定させよう

オーリーの練習に入る前に、プッシュを安定させることが先決です。

  • 好きな時に、好きな方向に曲がれますか?
  • ツルツルの路面、荒れた路面、どんな路面でも安定して乗りこなせますか?
  • ある程度スピードをつけたプッシュでも、恐怖感なく乗りこなせますか?

このように、安定したプッシュができるようになってから、オーリーの練習を始めましょう。

オーリーはジャンプして着地するので、動いている板の上でバランスを保たなければなりません。
その第一歩として「安定したプッシュ」は必須条件です。

というか、プッシュが安定しないことには、オーリーの練習もままならないと思いますが・・・

 

②柵などに掴まったままその場でオーリーの練習

オーリーの練習を始めたばかりの人は、まず柵などに掴まって、その場でオーリーの練習をして、オーリーの原理やタイミングを体に叩き込みましょう。

掴まる柵の高さは、腰〜胸あたりの位置がちょうどいいです。

 

後ろ足でテール側のデッキを弾いてみる

まずは、柵につかまった状態で、デール側のデッキを弾く練習をしましょう。

オーリーの練習でまず最初に意識してほしいことは、後ろ足でテール側のデッキを弾くことです。

「なんだ後ろ足でデッキを弾くことなんて簡単じゃん!」と思うかもしれませんが、柵につかまっていたとしても、4輪ついた不安定な状態なので、まったくの初心者は意外にも難しく感じます。
100発100中、デール側のデッキを確実に弾けるようになりましょう。

最初は前足(オーリー足)を擦り上げる動作は意識しなくても良いです。
前足の擦り上げを意識しなくても、前足を少し上げるだけでもデッキは浮きます。

後ろ足でデッキを弾くことに成功したら、オーリー独特の浮遊感を少し体感できるはずです。

 

前足と後ろ足のタイミング(動きの流れ)をつかむ

柵につかまった状態で、後ろ足でデッキを弾けるようになったら、今度は前足(オーリー足)の擦り上げの使い方を意識してみてください。

それと同時に大事なのは、「前足と後ろ足を動かすタイミング」です。

最初に後ろ足を蹴り、浮き上がってきた板を前足(オーリー足)で擦り上げます。

「後ろ足で弾く」→「前足で擦り上げる」
この両足の動きの流れとタイミングをつかんでください。

後ろ足を蹴った瞬間、どのタイミングで前足を擦り上げ始めるか。

 

「後ろ足の蹴り上げからの、前足の擦り」の流れのタイミングを何度も試していると、「ふわ〜っ」としたオーリーのなんとも言えぬ浮遊感を味わう瞬間があります。

その浮遊感を体感できるオーリーが、安定してできるようにしましょう。

 

③その場で立ちオーリー

柵に掴まりながらのオーリーが安定してきたら、柵を掴まずにその場で立ちオーリーの練習をします。

慣れるまでは、コケそうになったらすぐに柵をつかめるように、柵の前に立って練習ても良いです。

 

最初は、コケるのが怖くて、思いっ切り後ろ足でデッキを弾けないこともあります。
その場合は、もう一度柵に掴まってオーリーをしてみて、成功イメージを体に染み込ませましょう。

 

④ゆっくりスピードをつけてオーリー

立ちオーリーも安定してきたら、いよいよ進みながらのオーリーです。

最初は本当に止まるんじゃないかと思うくらいノロノロなスピードからのオーリーで良いです。

慣れてくると、徐々にスピードを上げてみましょう。

分からなくなったら、柵につかまっての練習に戻ったりして、少しずつでも良いのでオーリーのコツやタイミングを掴んでいきましょう。

動くスケボーに乗ってのオーリーの初動は、最初は本当に怖いです。

しかし、少しずつそのスピードにも慣れてくるので、慣れるまでとにかく数をこなすことも大切です。



スポンサーリンク

スケボー初心者女子のためのオーリー練習方法【物越え・物乗りをしよう】

何もないフラットな場所で、ある程度オーリーが自分でコントロールできるようになったら、次のステップに進みましょう。

それは、「物越え」「物乗り」です。

目標物を起点にオーリーを行うので、今までのオーリーとは一味違い、難易度も上がります。

まずは線を飛ぶ

フラットでのオーリーが一通り安定したら、線などの目標物を飛び越えるオーリーの練習です。

今まで、目標物など気にせずオーリーをしていたので、急に物を置かれると「恐怖心」がわいてしまい、まったく飛べなくなります。

なので、まず最初に線など立体感のない物を飛び越える練習をして、オーリーの踏みきるタイミングを掴みましょう。

今までオーリーをするタイミングは自分発信でしたが、物越えとなると、物にタイミングを合わせなければならないので、たかが線を飛び越えるだけなのに急に難易度が上がります。

目標物を飛び越えるにはどのくらいのスピードで、どのタイミングでデッキを弾けば良いかを体に叩きこみましょう。

 

物越え・物乗りオーリー

線などの目標物を安定して飛べるようになったら、いよいよ物越え・物乗りオーリーの練習です。

最初はヒモや棒切れなどの、高さや幅がない物で十分です。

この程度の高さだと、オーリーの時スピードを上げれば難なく飛び越せます。

「オーリーが安定している」+「スピード」

これさえ揃っていれば、数センチの高さの物なんて意外にすんなり飛べるんですよ。
(←恐怖心がなければの話ですが・・・)

物を越える高さのオーリーは十分できるのに、いざ物越えをしようと思うと、怖くてまったく飛べないということも大いにあります。
(私もそうでした)

その怖さを補うためにも、飛ぶ対象物の段階を踏んで、地道にオーリーの練習することが大切です。

先ほども述べましたが、スピードを上げると、数センチの物越えはすんなりできるので、
スピードを上げオーリーの練習もしておくと良いでしょう。

スケボーはコケればコケるほど上手くなる?ビビリでもできる?スケボーの練習をしていると、必ずコケますよね・・・ 一度もコケずに上手くなったスケーターって、まず存在しないと思います。 そのく...

 

自分のオーリーの動画を撮影しよう

自分のオーリーを撮影することで、客観的に自分のオーリーを見ることができます。
客観的に見ることで、どこができていないかが一目瞭然に分かります。

私の場合ですが、「今のオーリー結構浮いたな〜」と思って、ムービーを確認するのですが
自分が思っていた程には全然オーリーが浮いていない、なんてこともよくあります(苦笑)

その度にへこみますが、客観的に「後ろ足をもっと上に引きつけなきゃな〜」と、改善点を明確に見つけることができます。



スポンサーリンク

スケボー女子がオーリーで挫折しないために環境づくりは大事!

オーリーはスケボー初心者には難しく、挫折してしまい、そのままスケボーをやめてしまう人が多いです。

挫折しないためには自分の意志も大事ですが、挫折しない環境づくりも大切です。

具体的な環境づくりを紹介します。

競える友達を作る

スケボーのレベルが一緒の子と友達になると、良い意味でライバル関係になれます。
一緒の時期に一緒の技を練習するので、「あの子に負けまい」と向上心が出てきます。

または、挫折しそうな時はお互いに気持ちが分かり合えるので励まし合えます。
できなかった技が出来た時に、みんなんで喜び合えるあの達成感は、格別なものです。

 

スケボーが上手い人と友達になって教えてもらう

スケボーが上手い人にオーリーを教えてもらうのもひとつの方法です。

HOW TO本や、ネット情報だけだと、理屈は分かっていても、客観的に自分の出来ていないところを見抜くことが難しいです。

しかし、上手い人に自分の滑りを直接見てもらうと、自分の出来ていない所を指摘してもらえます。

中には教え上手な人、伸ばし上手な人もいるので、そうゆう人に出会えたら是非教えてもらいましょう。

 

集中して練習できる場所を探す

パークでひたすらオーリーの練習をすると、周りに人がたくさんいて気が散ったりしませんか?

私はまさにそうで、どうしても人目が気になり、パークが混んでいると滑りづらいなんてこともありました。

そんな時は、自分一人でじっくり練習できる場所を探します。

私は近所にそういうスポットを見つけ、夜な夜な仕事終わりに通っていました。

スケボー上達のために!!スケボー女子「闇練」の実態こんにちは、emikiです。 スケボーが上手くなるために欠かせないことと言えば、兎にも角にも「練習」。 センスによって伸びる...

 

男子スケーターや周りのレベルと自分を比べない

女子スケーター(ガールズスケーター)は、男子スケーターと比べないようにした方が精神的に楽です。

私も当初は「男みたいに高いオーリーが飛べるようになりたい」と意気込んでいましたが、同じ時期に始めた男子スケーターとは成長のスピードも全然違うし、後から始めた男子スケーターに追い越されるしで、悔しい思いばかりでした。

前提としてスポーツの世界では、男子・女子と部門を分けることは当然で、身体能力や筋力の差で仕方ないのです。

もちろん才能があり、やる気・根性が備わっているガールズスケーターだったら渡り合えるのでしょうが、あまり根を詰めすぎるのも考えものです。

 

気分転換にたまには違う技も練習してみる

オーリーばかり練習していると、行き詰ることがあるので、気分転換の意味でたまには違う技を練習してみましょう。

初心者スケボー女子がオーリーができなくても楽しめるトリック9選こんにちは、emikiです。 スケボーのオーリーは奥が深くて、習得するにはかなりの労力が必要ですよね。 https://em...

ショービット系、ノーコン系、マニュアル系など、オーリーができなくても扱える技もたくさんあります。

他にもランプ(ミニラン)も、オーリーが出来なくても楽しめますね。

私が、一番楽しいと思うものは、クルージングです。
街中、公園、海沿いなどのクルーズは、爽快で気持ちいいです。

スケボークルージングでさらにスケートライフを楽しく!こんにちは、emikiです。 スケボーの技の練習に伸び悩んでいる時、「難しすぎて出来ないー!!」と挫折しそうな時、そんな時は新たな...



スポンサーリンク

初心者の頃にメモっていた、オーリーのコツをまとめてみました

私がスケボー初心者でオーリーの練習始めたての頃に、自分で「コツ」みたいなのをまとめてメモっていました。

人から聞いたり、ネットで調べたりしたものを試してみて、自分で体感したことを「コツ」として自分なりにまとめていました。

(勉強熱心だった当時の私・・・)

そんな「コツ」を、確かにそうだよね〜と思えるものをいつくか抜粋して紹介します。

★体の力を抜く
→初心者は特に力が入りがちなので、リラックスしましょう

★体の向きは進行方向。体を開かないように

★膝を曲げた時に重心は若干前足。
→でも高さを出したければ、重心を後ろから前に送る感じの方が良いらしい

★弾く足(後ろ足)は「点」で叩くイメージ

★伸び上がる時にテールを叩く

★しゃがみ込む動作より、伸び上がる動作を俊敏にした方が良い

★前肩をかぶせる

★デッキが前へ行く動きに体が遅れないようにする

★自分もデッキと一緒にジャンプする
→自分もジャンプしないと体が邪魔してしまい、デッキが高く撥ねあがれない

★後ろ足を体に引きつけることを忘れない
→女子スケーターは特にテールが浮いてないので(私もそうです)意識して後ろ足を引き上げる

★デッキを弾く時、後ろ足の足首のスナップはクイックに

★成功すると「びよ〜ん」と上に浮く感じの独特の浮遊感を味わえる

★デッキが下で丸い円を書いているようなイメージ
→下半身というか、股関節を回す感じ(文字じゃ伝えにくい。伝わりづらいですよね・・・)

★意識して前足を押す

★膝を上半身にくっつけるイメージで

体感で感じたことをメモにしているので、「〜な感じ」「〜なイメージ」などふわっとした表現で申し分けないです。

オーリーに苦戦している方、少しでも参考にしていただければ幸いです。m(_ _)m

 

私もオーリーで挫折しかけたことがありますが、今も下手なりに頑張っています!

私は、過去にオーリーに挫折しそうになって、3ヶ月近くスケボーをやめてしまったことがあります。

残念ながらスケボーを滑らないのと比例して、オーリーの高さが出なくなります。

3ヶ月滑らないと高さが出ないどころか、オーリーのタイミングすら忘れていて、下手したら最初からオーリーの練習のやり直しになってしまいます。

スケボー歴10年の人が3ヶ月滑らないのと、スケボー初心者が3ヶ月滑らないのとでは
練習してきたことを忘れてしまうスピードも後者の方が確実に早いのです。

例に漏れず、スケボー歴が浅い私が3ヶ月滑らなかったら、オーリーができなくなっていました。

それって本当にもったいないことです。
少しずつでもいいからコツコツと練習を積み重ねることが大切なのです。

最近の私は、ピーク時、週5・6で滑っていた頃に比べたら、かなり練習頻度は減っていますが、これからもマイペースにコツコツと、頑張っていきたいと思います。

「スケボーを始めたい」女の子集合!行動に移すためのアドバイス伝授こんにちは、emikiです。 「スケボーを始めたい!」と思っても、始める勇気が持てなかったり、始めるきっかけがないかったりと、なか...