こんにちは、emikiです。
手描きで絵やイラストを描く方は、描いた絵をスキャンしたり写メに撮ったりして、ブログやSNS上にアップすると思います。
しかし、取り込んだ画像を何の加工もしないままSNSなどにアップしてしまうと、光や影が入ってしまい、せっかく綺麗に描いた絵も魅力半減となってしまいます。
だから、スキャン・写メした画像は、「明るさ」「コントラスト」「色彩」などの色調補正をして、見栄えが良くなるようにする必要があるのです。
今回は、その方法について紹介したいと思います。
Contents
完成した絵の写メを撮って、画像加工を施さずにアップするのは絶対にNG!
イラストを描いたら、画像加工を一切せずにそのままSNSやブログにアップしている人を見かけますが、見栄えが全然変わるので、画像加工をきちんとしてからアップするようにした方が断然良いです。
「アプリのダウンロードがめんどう。」
「画像加工系アプリが多すぎて何を選んだか良いか分からない。」
という方は、必見!
今回は、アプリを一切使用しなくても、iPhoneのデフォルト機能に元から備わっているツールで画像加工をする方法をご紹介します。
また、この機能を使えば、イラストのみならず写真加工にも応用が効くので、アプリを使わずとも、インスタ映えする写真を作ることができます。
是非試してみてください!
※「iPhone6s」「iOS 11.2.2」を使用しての解説となります。
【アプリ不要】iPhoneに備わっているデフォルト機能を使ってイラストや画像を加工する方法
手描きのイラストをiPhoneに取り込む
今回は、以下の「スケボーの乗った女の子」のイラストをiPhoneで見栄え良く画像加工したいと思います。
「スケボーの乗った女の子」のイラストは、シャーペンで下書きを描き、マジックで下書きを清書し、コピックで着色と定番のアナログ手法で仕上げました。
まずは、仕上げたイラストの写メを撮ります。
<写メを撮るときの注意点>
光と陰の境目部分が絵に被らないようにしましょう。
光が当たっている部分と陰の部分では、色合いも変わって見えてしまうので、
光源を考えて、写メを撮る場所にも注意してください。
さて、早速イラストの加工に入ります。
iPhoneの「写真」→「カメラロール」内から先ほどの写メ画像を探し、右上の「編集」をタップします。
背景が黒色に変わり、こちらが編集画面となります。
上の画像を参照ください。
丸で囲んだ機能がそれぞれ使えます。
- トリミング
- フィルター
- 色調補正
- その他(マークアップ機能)
加工したい機能をその都度タップします。
アプリを使わずにiPhoneの機能だけで色調補正をする
まずは色調補正から行います。
「色調補正」のアイコンをタップすると
- ライト
- カラー
- 白黒
3つの項目をそれぞれ調整できます。
上の画像の赤丸で囲んである右側の矢印をタップすると、各項目のさらに詳細を調整できます。
ライトの項目をタップして開くと、
- ブリリアンス
- 露出
- ハイライト
- シャドウ
- 明るさ
- コントラスト
- ブラックポイント
それぞれが設定できます。
試しに「ブラックポイント」を設定してみます。
下のメモリをスライドさせて任意の場所に設定値を動かしてください。
その他項目の設定値は、写メの撮影環境や絵のテイストによると思うので、設定値を都度確認しながら調整してみてください。
参考までに、私はこのような設定値にしました。
同様に「カラー」の項目もそれぞれ設定します。
今回私は「彩度」のみ編集しました。
完成です。
写メだけだと暗くのっぺりとした印象になってしまったイラストが、色調補正を行うことで、色をはっきりと鮮やかに仕上げてみました。
全然見栄えが変わりますよね?
先ほども述べましたが、自分の絵のテイストによってどんな仕上がりにするかは変わってくるので、各設定を色々と試してみてください。
デジタル加工の良いところは、失敗しても何度でもやり直し&元に戻せるところなので、納得いくまで、設定を変えてみてください。
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イラストや写真にフィルターをかける
色調補正だけでも良いのですが、イラストや写真に、さらに深みを出すための「フィルター」をかける方法を紹介します。
フィルター機能は、インスタなどでもお馴染みですが、iPhoneにもこの機能は備わっていて、9種類のフィルターをかけることができます。
ビビット
ビビット(暖かい)
ビビット(冷たい)
ドラマチック
ドラマチック(暖かい)
ドラマチック(冷たい)
モノ
シルバートーン
ノアール
写真にフィルターをかけるのはもちろんのこと、自分の描いたイラストにもフィルターをかけると一味違ったテイストを楽しむことができるので、活用してみてください。
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トリミング機能で画像を平行にしたり、余分な部分を削る
続いて、「トリミング」機能でも画像を調整します。
写メを撮った時にイラストが傾いてしまった場合、数字が書いてあるメモリ部分を左右に振ると、画面を回転できるので、イラストが平行になるように調整しましょう。
また、画面の上下左右の端っこを絞っていくと画像のいらない余白をトリミングできます。
【番外編】アプリを使わずに、iPhoneで落書きができる機能
「マークアップ」機能を使えば画像に簡単な落書きができます。
- サインペン
- マーカー風
- 鉛筆
3種類のペンで落書きができます。
「色変更」ボタンをタップすると色数は少ないですが、白、黒、青、緑、黄、赤と6色から選べます。
「サインペン」「マーカー」「鉛筆」それぞれの筆で書いてみたら、このような感じになります。
iPhoneに指で直接書くのでちょっと書きづらいかもしれませんが、落書きとしてはかなりありがたい機能です。
また、一番右側の+ボタンをタップするとその他にも使える機能もあるので、そちらも簡単に紹介します。
- テキスト
- 署名
- 拡大鏡
- 四角・丸・吹き出し・矢印のオブジェクト
吹き出しをつける機能があったので、作ってみました。
4種類の吹き出しが選べます。
色も先ほど同様6色も白、黒、青、緑、黄、赤の6種類から選べます。
吹き出し以外にも、「丸」「四角」「矢印」のオブジェクトも
画像内に配置できるようなので、合わせて使ってみるのも良いですね。
テキスト機能を使って吹き出しにテキストを入れてみました。
フォントの種類、大きさ、色(白、黒、青、緑、黄、赤の6種類)も選べます。
【最後に】イラストの撮影自体も手抜きしない!
いかがでしたか?
アプリを使わずともiPnoneだけでも十分に画像加工を行うことができます。
最後の方に紹介した落書き機能に関しては、必要最低限の機能しかないので、もしそれ以上のことがしたければパソコンに取り込んでソフトで加工するか、iPhoneの別のアプリを使うかしてください。
色調補正に関しては、iPhoneのデフォルト機能で十分でしょう。
そして、個人的に反省点があります。。。
冒頭で注意していたにも関わらず、イラストの写メの撮影をミスっていました・・・
光と陰の境目部分が絵に被ってはいないのですが左上の余白部分に光が当たっているので、
左上と右下の画面の暗さの違いがすごく気になってしまいます。。。
(反省・・・)
しかも色調補正をすることによりさらに明確に分かってしまってますね。
絵にかからないのはもちろんのこと、ある程度の余白にも光と陰の境目を作らないように、みなさんも注意してください。