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デザイナーの働き方

デザイナーをする上で“女性”だから「不利に感じた」経験はある?

デザイナーは、毎日深夜残業が当たり前で、休日出勤が当たり前な風潮にあります。

小さいデザイン事務所だと「根性論」などの古い考え方が蔓延していて、体育会系のような労働環境の場合もあります。

 

過酷な労働環境に耐え抜く体力を必要とするので、ぶっちゃけ男性と比べてしまうと女性の方が、デザイナーとして働くことが不利なのではないかと考えられます。

 

過酷な労働環境であるデザイナーの仕事は、女性には不利なのではないかという理由は、以下の通りです。

 男性に比べて体力がない
 PMS・生理痛など女性独特の悩みが仕事に支障をきたすこともある
 結婚・出産のことを考えると、キャリア育成が難しい
 男性社員に比べると、昇給・昇格が厳しい
 産休・育休後の、仕事復帰が難しい
 子育てをしながら、激務な環境であるデザイナーの仕事を続けることが難しい

私自身も、女性だからデザイナーとして不利だなぁ~と感じた経験は少なからずあります。

そこで今回は、私の他にも現役デザイナーの方にもお話を伺ってみたので、「女性デザイナー」の実態についてまとめてみました。

ぜひ参考にしてくださいね。



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デザイナーをする上で“女性”だから「不利に感じた」経験はある?

今回、30名の女性デザイナーにデザインの仕事をする上で「女性だから」不利に感じた経験があるかどうか聞いてみました。

結果を総体的に見ると、「女性だから不利」に感じている人の方が多いようです。

 

お寄せいただいた体験談の中には、セクハラや嫌がらせのような経験をしている人が意外にも多くいて、残念に思えてなりません。

それでは、お寄せいただいた体験談をご紹介いします。

 

デザイナーをする上で“女性”だから「不利に感じた経験がある」

まずは、女性だから「不利」と感じた経験談をご紹介します。

 

アパレルデザイナー

30代女性


デザイナーとしてデザイン室で働いたいましたが、ほぼ独身女性スタッフでした。
デザイナーは基本的に作業が多いので一日中デザイン室にこもり、また夜遅くまで連日のように残業するのが当たり前でした。

出会いも何もありません。

男性営業マンは外回りや出荷など都合によって会社を出入りし、経費を沢山使い給料も沢山もらえるのに対し、女性デザイナーはこもって作業の連続と残業ばかりなのに、給料も割が悪く何年働いてもあまり昇格もしませんでした。

 

グラフィックデザイナー

30代女性


グラフィックデザイナーとしてデザイン会社で働いていたとき、常に忙しく深夜まで働き、休日出勤もしていましたし、有給も全く取れない状況でした。
当時結婚をしていましたが、いつかは子供を持ちたいと考えていました。

しかし、妊娠=退社に繋がるため子供は諦めました。

毎日、夜中まで働いていたので、夫とはほとんど顔を合わせることがなく、夫婦関係が悪くなり結局離婚してしまいました。
女性でなければ子供を作ることにハードルを感じられずに働き続けられたと思います。

 

Webデザイナー

30代女性


「女性だから男性の衣服をかっこよく作成を出来ない」と言われた事があります。

衣服のデザインの作成を行う事が好きだったので、言われた時はとてもショックだったし、理解してもらえないことが残念でした。
「女性だから体力は無いし重い荷物を運ぶ事を出来ない」と言われたこともあるので、Webデザイナーは女性の方は不利と思いました。

 

広告宣伝費物のデザイナー

30代女性


勤務時間が長く、校了前は夜遅くまで勤務することも多いので、女性の場合は体力的に不利だと感じます。
夜遅くに仕事を終えて家に帰ると夜道を歩くのも不安ですし、食事も睡眠も疎かになり、肌や髪のコンディションがあまりよくありません。
男性ならここまで悩まないのかなと思います。

またPMSが仕事に影響するのも、私が女じゃなかったらもっとムラのない集中力を発揮できるのにと思ったこともあります。
座りっぱなしなので冷え性やむくみがひどくなるのも女性には不利です。

 

グラフィックデザイナー

30代女性


接待やお酒の席などに出すのはセクハラなどの観点からみてもやはり男性が安全らしく取引先との間に入るのは男性社員が多いです
クオリティを上げるためなら~、こだわりを持ってなど根性論が蔓延している業界なので体育会系の男性社員は特に表に出る機会も多く取引先の覚えも良いです
仕事上のチャンスなども女性と比べると随分と多いように思います
女性ならではの観点で発注が来ることがあり曖昧すぎて困ることがあります

セクハラやパワハラなどは普通にあります
特にデザイナーは企画営業などの複数の部門がある会社では下に見られることも多く更に女性であるということでぞんざいに扱われることも少なくはありません。。

 

パースデザイナー

40代女性


結婚して妊娠中、今までは朝から深夜まで任されていた案件から外され、デザイナーの補助的な仕事しか出来なくなりました。

その時は、出産もあるし責任ある仕事は後々支障が出るからと思っていましたが、産休後も同じようなデザイナーの補助的な仕事しかやらせて貰えず、
自分主体の案件は一年以上なく、なんとなく居場所がなくなり会社を辞めてしまいました。

やはり、デザイナーという仕事は男の人でないと昇進していくことは出来ないなと感じました。

 

CGデザイナー

30代女性


CGデザイナーに憧れて就職した会社では男性社員が多くいました。
ロボット・マシン系のデザインを頼まれたので何日もかけて頑張って作成しましたが、男性の上司には不評で「もうちょっと男が好きそうな迫力あるものにして」や「機械っていうのをもっと勉強しないと」など、明らかに「私が女性なので男性向きの仕事は無理だろう」というような発言をされました。

同期の男性社員が出した案はすぐに採用され、私の案とは比べても貰えず、悔しい思いをしました。

 

イラストレーター

30代女性


私は、高校が美術デザイン科だったので、イラストレーターとしてのお仕事が本当に好きです。
それでも女性だからって事で、嫌な思いは何回もしてきています。

私が32歳の時に2人目を妊娠したのですが、切迫早産で入院することになりました。
イラストレーターのお仕事としては、入院してでも出来るので、頑張りますって伝えていたにも関わらず、お仕事が全く入ってこなくなったのです。
女性の妊娠って、本当に不利になると思います。

 

Webデザイナー

30代女性


デザイナーは男女いますが、営業は男性のみになっています。
どちらかといえば男性に良い仕事が回っているような気はしています。
男性同士で話しやすいでしょうし、気持ちはわかりますが仕事として如何なものかと考えてしまいます。

また、デザインの評価の面でも「女性らしさを大切にして。」という言葉をよく使われます。
男性デザイナーには使わない言葉を女性デザイナーには使われてしまいます。
得意不得意があるのは分かっていますが、「女性らしさ」を押し付けられてしまうなぁと感じてしまいます。

 

服飾・Tシャツデザイナー

20代女性


女性目線での衣装提案を受け入れてくれなかったことです。
提案した内容をいつも反対するのは男性社員でした。
くびれ部分をほんの少し強調した縫製に変更をすれば、胸が大きい人がその服を着ても着ぶくれした見た目にしかならないので、スマートに見えるといった提案内容や、Tシャツのデザインをプリントする位置の変更は特に理解されづらかったです。

胸が大きな方の気持ちや、日本にはあまりないようなボディラインに沿ったスマートに見えるデザインなどの縫い方などに全く理解がなく、予算内であったとしても反対されていましたね。
「これだから女性は…」といつも言われていたので、これと同じことを先輩の男性社員に話してもらったところ大絶賛でしたが、私からの提案と知るとまた反対に…。
まだ年齢的にも若く、上司を説得するための実経験もなかった為、若い女性だからという理由で不利だなと感じていましたね。

 

Webデザイナー

30代女性


Webデザイナーとしての評価は男女関係なくされるとは思います。
ただ職業の性質上残業が多いので、年齢を重ねると女性は体力的に辛くなっていきます。

また、仕事をしている上で結婚後の家事との両立はなんとかできると感じますが、育児との両立は時間的にも体力的にも厳しいと思います。
女性の場合は子供が出来てからはパートかフリーランスへの転向も考えなければならない部分はキャリアアップの面でとても不利だと感じます。
フリーランスで成功する人もいますが基本的にはごく一部といった状況です。

 

パッケージデザイナー

30代女性


部署の長になるのが、男性ばかりでした。
実力は確実に別の女性社員の方が勝っているにも関わらず、将来結婚や子どもが出来るかもしれないからと男性ばかりに役職がつき、とても不公平だと感じていました。

体調やプライベートで退職する可能性があるのは男性も女性も同じで、業務内容も同じなのに、待遇にだけ差がつくのは許せません。
これからの時代は、性別による意味のない差別を無くし、真の実力主義にしていくべきだと感じています。

 

パッケージデザイナー

30代女性


家庭があり、子供がいる女性にとっては大いに不利だと思います。
仕事の打ち合わせや、急遽対応が必要になっても、子供の保育園のお迎えにいかなくてはなりません。
主人も仕事が忙しくて、年代的にも重要な案件を任されているので、頼りに出来ません。
どうしてもこちらに負担が掛かり、その結果周りに気を使いながらの勤務状況にならざるを得ません。

そうなると、取引相手からも『女では駄目だ。男に代えてくれ』となることも多々あります。
パッケージと言うのは、女性ならではの視点が大いに役立つと思うのですが、なかなかうまくいきません。
シングルなら、時間を気にせず仕事に打ち込めるのにと思うことしきりです。

 

グラフィックデザイナー

40代女性


女性というだけで、同じ職場内(グラフィックデザイナー同士)でも給与に差がありました。
労働条件や労働時間は一緒だったにもかかわらず、男性には一家の大黒柱としての家族手当のようなものが、既婚未婚関係なくついていましたが、女性には一切そういった手当てがありませんでした。

一度そのことにに関して上司と相談したことがありましたが、「会社の方針だから」の一点張りで、そこから話を進めようとする意識も感じられず、改善しようと試みる余地なども全くありませんでした。

 

グラフィックデザイナー

30代女性


私がデザイナーとして正社員で働いていた時、女性だからというよりは妊娠中だったため残念に感じていたことがあります。
それは、大きなプロジェクトから外れていたことです。

体調があまりよくなかったこともありますが、やはりアイデアも意見もたくさん持っているのにプロジェクトから外れていたため、発信する機会がなかったことが非常に悔しかったです。

出産時期まではまだまだ間があり、つわりなど体調に考慮して頂き外されていたと思うのですが、その大きなプロジェクトは始まってから4年経った現在も進行中で、途中参加で関わるようにはなりましたが始まり時期に関われていなかったために知らないことや共有できていないことが多々あります。
私一人が知らなかったことで「妊娠中だったからしょうがないよ」的なことを言われると非常に悔しいです。

 

建築デザイナー

30代女性


私は、建築デザイナーをしていました。
建築系の女性デザイナーは、増えてきてはいますがやはり男性の方が多いように感じます。
建築デザイナーは、建物のデザインを考えるだけでなく、実際に工事途中の現場までいきデザインの変更などを指示したりします。

現場で接するのはたいてい男性で、初めの頃は慣れるまでしんどかった思い出があります。
今は、結婚して子供もいるので育児休暇を頂き、復帰したら自分がデザインした家に住むのが夢です。

 

Web・グラフィックデザイナー

30代女性


作業そのもので不利だと感じた事はありません。
ただ女性だという事と、私がフリーランスだからという事でナメられていると感じた事はあります。
報酬を値切られるとか、男性の担当者から高圧的に「変更料の支払いには応じない」と言われた事がありました。
場合によっては1から作り直す必要があり、指示通りに作成したものを作り直す時に変更料が発生するのは当たり前の話なんですが...。

私が女性だから、文句も言い易かったのかも知れないと感じてがっかりしました。

つい先日も何回か頼んでくれた事があるクライアントから、「今回は特別に後払いでやってもらえないか?」と打診されました。
私は通常、先払いでないと働きません。
特別に後払いでお請けしましたが、報酬の支払いが遅れていて不安です。

 

グラフィックデザイナー

20代女性


個人で経営しているデザイン事務所で働いていたときのこと。
徹夜が当たり前なので、生理不順になりました。

また、病院に行きたくても保険証をなかなか発行してもらえず、体調が悪化してしまいました。

また、女だからお茶を出すときはニコニコして出せとか、美人じゃないから挨拶もちゃんと元気にやれ、など男性なら言われないような余計な一言を言われてストレスを感じていました。
男性が多い職場だと未だに男尊女卑があるように思います。

 

空間デザイナー

50代女性


デザイナー兼制作管理業務も行っていたので、現場に頻繁に通ったり、地方であれば数週間泊まり込みで現場に常駐する機会が多くありました。
その時一番面倒だったのは、現地の職人さんや特に制作会社の営業などからの「女が来るところじゃねぇ」「女ならコンパニオンでもやってろ」などの暴言を受けた事でした。

あとはトイレも仮設が多く、めちゃくちゃ汚かったし、怖くてあまり入れませんでした。
宿泊先でクライアント(地方公務員のおじさん)や宿の主人などから、頻繁に飲みに誘われることも多く、業務外で非常にストレスがありました。

 

グラフィックデザイナー

30代女性


女性がいないデザイン会社へ就職したとき、「女性向けのプロモーション」はすべてわたしに回ってきたのですが、男性陣が女性向けはわからないということで、私に仕事を丸投げ状態。

あまりデザインの相談も出来ずクライアントと不安なままやりとりを行いました。
また、会社での徹夜作業や地方へ泊まり込みでの仕事は、女性だからという理由であまり携わらせてもらえないことが多くありました。
年齢も若かったので、ひとりでクライアントに出向くときはこんな子にまかせるのか?という雰囲気を度々感じました。

 

バッグデザイナー

30代女性


女性用バッグのデザインをしていたので、すごく不利に感じたことはなかったですが、営業が男性なのでなかなか理解してもらえない点が多々ありました。
例えば流行りのカラーや生地を取り入れたデザインをしても、無難な物に変えられてしまう。
少しコストがかかってもオシャレな金具が使いたくても普通の物に変えられたり…

たしかにコストは重要ですが、同じような見た目のバッグばかりになってしまい、つまらないと思います。
また生地を探しに中国へ行った時も女性だからということじゃないのかもしれませんが、少し怖かったです。

 

Webディレクター

30代女性


納期が迫る中で会社に寝泊まりをしてでも仕上げない時、他の男性社員と比べて体力が持たなかったこと。
休日や睡眠時間を削って作業をする中で、どうしても周りの社員に遅れを取ってしまい悔しい思いをした。

結局、自分で終わらせられなかった仕事は同僚の男性社員にお願いすることになり、自分の成果が無駄になってしまうこともあった。
周りは「気にすることない」というが、自身の評価を下げる結果に繋がってしまったのではないかと、歯がゆさを感じた。

 

ポスターデザイナー

20代女性


その考え方は時々もあります。
男性と比べると、やはり女性としての不利要素の方が多いです。
その現象はデザイナーとしての仕事だけではなく、他の仕事をやった時も感じます。
例えば、給与や待遇に差がある、昇進のチャンスとか。

女性として、管理層になりたいなら、男性より難しいです。
私の会社も、管理職をしているのは、ほとんど男性でした。

女性が男性よりもっと努力と時間をかからないと、昇進するのは、難しいです。
何だか、「男性の方が管理職を向いている」という考え方はまだ残っているようです。

 

POPデザイナー

40代女性


私のいた地方の中小企業のザイン部門だと、管理職や要職は全て男性。
女性は完全に、上司の好き嫌いや思い付きをデザイン落とし込む「作業員」的な役目に成り下がるしかありませんでした。
時給は県の最低賃金でした。

フレックスのパートで入ったのですが、こんな仕事だれでできるだろうと言う感じで、正社員にもなれずに、またパートなので大事なことが決まる企画会議にも出席させもらえません。

要するに斬新なアイディアは出さなくてもいいので、指示どおりのことをそこそこやり、意思を持たずに、訂正はイエスマンになって「はいはい」と言ってやるのがいいと言う感じでした<。
「デザイナー」としてというより「男性より下の女と言う生き物」だと、最初から見下されていたような気持ちでした。

 



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デザイナーをする上で“女性”だから「不利に感じた経験はない」

女性だからといって「不利に感じたことがない」というご意見もありました。

紹介しますね。

 

DTPデザイナー

40代女性


仕事上、女性だからといって不利に感じたことや不公平に思ったことはありません。
DTPの世界は男女平等で働ける職場だとは思います。

しかし、とにかく残業が多い業界で、残業の無い日はほとんどありません。
しかも、残業と言っても1時間程度の残業ではありません、毎晩22時ぐらいに終わるのが常でした。
忙しい時は24時回ることもしばしばありました。
なので、出産をしてからの職場復帰はほぼ不可能に近いのではないかと思います。
在宅で働く子持ち主婦の方は、うちの職場にはいなかったので、自宅で作業するにしても不規則でお子さんに合わせて働くのは難しいのかな?と感じました。

 

 

グラフィックデザイナー

30代女性


デザイナーという職業上女性ということで不利に感じた事は基本的にはありません。
デザインの仕事を任される時に男性の上司からは、案件によっては女性的なデザインをお願いしますと言われる事があったので、有利に感じる事も多かったです。

朝から夕方までのデスクワークですが、特に忙しい時期や案件によって急ぎの場合も多く、女性は体調が周期的に変動しやすいので、遅い時間までの残業などは体力的にきついと思う事はたまにありました。

 

Webデザイナー

40代女性


]デザイナーとして働く上で評価されるのは、やはり成果物であるデザインだと考えます。
たとえばECサイトのデザインなら、商品が魅力的に見えるか、ユーザーに分かりやすく買い物をしやすい構成になっているかなど、クライアントの求める結果につながるデザインをすることができるかどうかが重要で、女性だから不利と感じた経験はありません。

むしろ、細やかな心遣いのできる女性であるからこそ、デザインに活かされているものも多くあるように思います。

 

Webデザイナー

30代女性


私の会社のデザイナーが9割女性だったので、逆に男性の方がやりづらかったのではないかと思います。
デザイン部の上司は男性でしたが、長いことIT企業にいるため考え方が柔軟でこれからは女性に働きやすい環境に整備していこうとおっしゃってくれる方でした。

ただ、管理職の方以上はすべて男性でしたので、昇進は難しいのかもしれません。
女性の産休もとりやすい環境だったので、ここらへんは仕方ないのかなと感じましたが。

20代前半のころ、一度だけお客様との打ち合わせの際にこんな若い女の子か~と心配そうに言われたこともありました。
総合的にはデザイナーとして女性だから不利ということはありませんでした。
ただ、性差や個人個人の好き嫌いはありました。

 

グラフィックデザイナー

20代女性


女性だからといって不利に感じたことはありません。
強いて言えば、男性の方が狩猟本能というのか、一点に集中して追求したり、突破する力があって、女性ほど身の回りのことを気にせず仕事だけに打ち込めるので、羨ましいと思うことはあります。

反面、女性ならではの感性や観察眼、クライアントの要望を汲み取る共感力や職場での協調性は、デザイナーに求められる資質として大いに役立つ武器だと考えています。

グラフィックデザインでは視覚的に見やすく文字も読みやすくする必要かあるので、制作する時は人から見てどう映るかを気にして作っていきますし、構成もピクセル単位で調整をしていきます。
魅力的な作品、ニーズに応える作品を作ることは、少し強引かもしれませんが、女性が普段お化粧やファッションに気を使うことと似ていると言えないでしょうか。

プロダクトデザイナー

30代女性


取り扱う商品によって異なるかと思います。
男性向けの商品デザイナーだと、不利に感じることもあるかと思いますが、女性向けの商品を担当していたので、不利になると感じた事は今までありませんでした。

逆に上司に男性が多かったので女性目線での意見が重宝されたので有利にさえ感じることも多々ありました。
デザイナーはスキル重視で判断されることが多いので、センスや結果が出せれば男女問わず今後も活躍できると職業だと思います。



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デザイナーをする上で“女性”だから不利に感じてしまうこともある?まとめ

今回、30名のデザイナー女性の方にお話を伺ったのですが、

 ★女性だから不利に感じた経験がある・・・24名
 ★女性だからといって不利に感じた経験はない・・・6名

という結果になりました。

今回いただいたご意見では、明らかに「女性だから不利に感じた経験がある」人の方が多いという結果になりました。

 

 男性に比べて体力がない
 PMS・生理痛など女性独特の悩みが仕事に支障をきたすこともある
 結婚・出産のことを考えると、キャリア育成が難しい
 男性社員に比べると、昇給・昇格が厳しい
 産休・育休後の、仕事復帰が難しい
 子育てをしながら、激務な環境であるデザイナーの仕事を続けることが難しい

デザイナーをする上で、女性だから不利に感じてしまう理由は、以上の通りです。

バリキャリ女性が抱える悩みとほぼ一緒ですね。

 

デザイナーは、仕事における拘束時間が長いので、バリバリのキャリアウーマンと同等の働き方をしなければなりません。

役職等がつかない平社員でも関係なく、とにかく激務な労働環境が当たり前なのです。

 

私自身は、デザインの仕事内容自体は男女差を不利に感じたことはありませんが、体力的な問題はヒシヒシと感じました。

やはり毎日残業続きは体も堪えるし、それでも男性社員と肩を並べて仕事をしなければなりません。

また、同じ年代の男性社員の方が給料が良かったり役職が上だったりするので、やはり女性が社会で働くことはまだまだ時代が追い付いていないのかな、とも感じました。

私が20代の頃に就職した会社は、女性が社内の9割を占める会社だったので、女性がとても働きやすい環境でした。

しかしそれでも、

「女性は、30歳を超えた正社員は採用しない」
「女性はなるべく役職に就けない」
「産休明けに責任のあるポジションから降格された」

という事例もありました。

その分、産休・育休も取得できるし産休明けに正社員復帰ができるので、女性が働きやすい会社ということは確かなんですが、現実は厳しいのです。

“仕方のないこと”と、ひとくくりにしてしまってはいけない問題なのですが、我々働く女性はまだまだこのような問題に直面しているのだと、今回の体験談をお聞きして改めて痛感しました。

 

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