デザイン向上委員会

「誤字」はデザイナーにとって致命的なミスだ!【失敗談】

こんにちはemikiです。

人間誰しも失敗するもの。
私も何度かやらかしたことがあります。

大きい失敗から小さい失敗まで、数ある失敗談の中で、
私が一番やらかしてしまったと思ったことは、「誤字」です。

デザイン云々以前に、文字が間違っていると何も伝わらないのです。

デザイナーってデザインに集中して、校正力などを見落としがちですが、大切なスキルだったりもします。
今回は「デザイナーとして絶対にやってはならないこと」と題し、
自分の経験に基づいてた失敗談をお話したいと思います。



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誤字があるまま入稿してしまった時の絶望感

余裕を持って入稿したいと日々思っているのですが、なぜ入稿前はこんなにバタバタするのでしょうか。

言い訳にもなってしまいますが(笑)、ギリギリまで情報が降りて来なかったり、土壇場で変更が来たりするから入稿前にバタバタしてしまうこともデザイン業務では良くあることです。

しかし、今日中入稿しないと納品が間に合わないなど、焦って入稿するとろくなことがありません。どこかしらに「間違い」が発生してしまう危険があるからです。

 

私も、数回ほど誤字があるチラシをあげてしまったことがあります。

出来上がったものを確認して、誤字を見つけた時の絶望感と来たら。。。

チラシ全体に関わる大きな誤字ではなかったのですが、何日もかけてがんばって作ったデザインも、些細な誤字一箇所で価値がゼロに変わってしまいます。

不幸中の幸い(でもないですが)、文脈がおかしいというミスでしたが、
もしこれが価格だったり、日時だったり、キャッチコピーだったり、
大切な伝えたい情報だったりすると、そのチラシは何の意味も持たない、ただの紙くずになってしまいます。

自分や関係者が費やした時間やその間の給料、印刷代などを考えると結構な損害ですよね

もし、納品日ギリギリに出来上がった場合、再印刷をかける時間さえありません。

誤字ひとつで、どんな素晴らしいデザインも価値がなくなってしまうのです。
「恐ろしい」の一言に尽きますよね。

 

誤字、間違いをできるだけなくすための対策

そんな失敗の経験から、誤字や、間違いをなくすための対処方法をまとめてみました。

①いろんな人にデザインを確認してもらう

いろんな人にデザインを確認してもらいます。
特に誤字脱字の間違いは、デザインに関係ない人でも確認することができるので
確認してもらう人は多ければ多いほど良いです。

何回確認しても、誤字や間違いって意外にも出てくるもんなのですよ。。。

私の場合、自分以外にも、最低でも2人には確認してもらうようにしていました。

 

②プロの校正者に確認してもらう

前職の時は、プロの校正者の方がいたので、常に確認してもらいました。
さすがプロ。的確かつ素早く、間違いや、日本語の言い回しなどを指摘してもらえました。
校正者の方に見てもらえるだけでもかなりの安心感があります。
さらに、誤字脱字チェックだけではなく、文章を簡潔にまとめてくれるので、いいことづくめです。

実際プロの方が身近にいなくても、ランサーズクラウドワークスココナラ
などのクラウドソーシングサイトでも扱っているようで、お仕事を発注するのも良いかもしれません。

 

③自分自身での校正を絶対に怠らない

これが一番大事かもしれません。

忙しいと、つい周りの人に頼ってしまいますが、すべての人に確認してもらった後に、自分のうっかりミスで、間違いを打ち込んでしまうと、今までの確認は何の意味もなくなってしまいます。

データを扱っているのは自分だという自覚を持ち、
最低でも、入稿前には自身でも最終確認ができるよう時間を確保しておくことが大切です。

 

また、フリーランスの場合は特に、必要最低限の校正力を身につけておくことも必要かなと思います。

会社内と違い、気軽に頼れる人って少ないですもんね。
だから自身の校正力も、ある程度は必要なのです。

私も校正の本を何冊か持っていますが、まだまだ勉強中です。
日本語の文法って難しい。。。

 

④余裕を持ったスケジュールで取り組む

自分一人の仕事なら良いのですが、相手がある仕事。
自分がいくら余裕を持ったスケジュールを組んでも、相手側の急な変更などに対応しなければならないこともあるので、なかなか難しいのですが。

理想は、進行も、入稿日も、納品日もすべて余裕を持たせるスケジュールです。

余裕のあるスケジュールで進めることができると、
焦りによるミスもなくなり、確認作業にも時間を割けます。

そして、クライアントなどの相手には、入稿前ギリギリの対応になると、間違えなどのリスクも発生する可能性もあると説明しておいても良いかもしれません。

私も実際に、何度も入稿前ギリギリに変更を言ってくる相手にはそう伝えたこともあります。伝えることによって理解は示してくれましたが、相変わらずビシバシ変更を依頼されましたが(苦笑)。

 

⑤PC画面上ではなく、紙に印刷して確認作業をする

PC画面上で見るより、紙で見た方がはるかに可読性が上がり、誤字や間違いに気づきやすいです。

ネット上でもこういった例がたくさん挙げられているので、間違いありません。
以下、とても参考になったサイトがあったので、引用します。

紙に印刷して読むとき──つまり、反射光で文字を読むとき、私たちの受容モードは自動的に、そして脳生理学的に「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わる。したがって、ミスプリントを見つけやすい。

反射光とは、本のページを読むときのように、紙に反射して、そしてインクが染み込んだ文字を浮かび上がらせて私たちの目に飛び込んでくる光をいいます。

分析モードとは、スキャナーが文書や画像の全体をスキャンするように、ドット単位で読み取っていくような情報の受け取り方をいいます。批判モードとは、能動的にチェックしつつ取り込んでいくような情報の受けとめ方をいいます。

これに対し、透過光とは、テレビを見たり、コンピュータのモニター画面で何かを見たりするときのように、ブラウン管やモニター画面から発せられる光線が、私たちの目に映像として入ってくるものをいいます。この場合、私たちの認識モードは、自動的にパターン認識モード、くつろぎモードに切り替わります。

パターン認識モードとは、細かい部分は多少無視して、全体的なパターンや流れを追うような読み取り方をいいます。分析モードの対極にあるもので、多量の情報を短時間に処理しなければならないときは、このモードになりやすいといえます。

くつろぎモードとは、あらゆる刺激に対して感覚器官を開放し、受動的に、送られてくるものをそのまま受け止めようとするような情報の取り込み方をいいます。

ここから、私たちが透過光で文字を読む場合は、何となく全体の流れを追うだけになってしまい、細部にあまり注意を向けることはできません。したがって、ミスプリントを見逃してしまうということになります。

出典元 A Successful Failure|プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ

印刷物完成後に、誤字が見つかってしまった場合の対処法

厳重に確認したのに、誤字が見つかってしまうことも
残念ながらあり得ることです。

もし、印刷物が完成した後に誤字が見つかった場合、どういった対処法があるかを紹介します。

①間違いを修正したうえで再印刷する

一番手取り早い方法ですが、お金が倍以上かかってしまいます。
もし、再印刷する時間もないくらいギリギリのスケジュールだった場合は
手の打ちようがありませんが。

少しでも時間に余裕がある場合は、当日仕上げ対応の印刷会社もありますし、
キンコーズアクセアリスマチックなどのセルフ出力サービスなどを利用すると、自宅や会社のコピー機よりは綺麗に印刷することができます。
しかしながら、納期に余裕がある場合の印刷代と比べたら、印刷一枚あたりの単価が格段に高くなってしまいます。
(印刷会社に印刷をお願いすると、通常は印刷日数に余裕があればあるほど、印刷代が安くなります)

会社内や自宅のプリンターで印刷してたとしても、いつも以上にインクの消費が激しいので、コストが予想以上にかかってしまうでしょう。

 

②誤植の上にラベル貼り

これは、私が間違えた訳ではないのですが、商品パッケージを作った時の話です。

パッケージ完成後に商品スペックの一部に変更が発生しました。
スペック部分2〜3文字の小さい間違いのために再印刷をかけるのはコストもかかるので、
間違い部分の上に貼るラベルを作成し、手作業で貼り付けるという対応をしました。

市販のプリンタ対応のラベル紙(フリーカットのもの)を買います。
間違っていない文字をフリーカットの上に並べられるだけ並べ、誤字の大きさに切りとり、重ねて貼りつけます。

ラベルを作る手間はたいした時間はかからなかったのですが、貼る作業は大変でした。
コストはかなり抑えられる分、手間がかかってしまう方法です。

 

③そのまま配布してしまう

文脈での少しの間違いなど、全体に大きく関わる間違いでなければそのまま配布してしまったこともあります。

時間とコストを考えた時に「仕方ない」と判断したからです。
その時は、必要最低限だけ配布して、後日再印刷かけましたが。

社内や身内で使用するもので、特に誤字のまま出回っても問題ないものなど、
使用用途によっても同じことが言えると思います。

 

だから自分以外の人に確認してもらうことも大切

何人かに確認してもらっておけば、
事前の間違いに気づきやすいのと、間違いを見つけてしまった時、精神的に少し楽です。

自分ひとりしか確認していないのであれば、100%自分の責任です。
しかし、あまり良い言い方ではないのですが、他の人に確認作業をお願いしていると責任が分散できます。
いろんな意味で、第三者に確認してもらった方が安心なのです。

それと同時に、大切なことは、間違いを素直に謝れることです。
言い訳ばかりせず、自分の責任だった場合は、きちんと自分の非を認め、次に活かせるように肝に命じておきましょう。

 

まとめ

デザインばかりに気を使うのではなく、確認作業も怠らないようにしましょう。
誰からも絶賛される素晴らしいデザインができても、誤字や間違いがあれば、そのデザインの価値はゼロになってしまいます。

第三者に確認をしてもらったとしても、データを取り扱っているのは自分だという自覚と責任を持ち、自身でも必ず最終チェックをしましょう。

Webサイトは誤字や間違いがあっても、いくらでも打ち替えが可能です。
しかし、グラフィックデザインなどの紙媒体は、一度入稿して、出来上がったもののやり直しはできません。

そうゆう意味では、グラフィックデザイナーは責任重大なのです。



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