デザイン向上委員会

「誤字」はデザイナーにとって致命的なミスだ!【失敗談】

こんにちは、デザイナー歴10年のemikiです。

人間は誰しも失敗をするもの。
仕事での失敗ももちろん付き物です。

デザインの仕事でも、何度かやらかしたことがあります(苦笑)。

大きい失敗から小さい失敗まで、数ある失敗談の中で、私が一番やらかしてしまったと思ったことは、「誤字」です。

デザイン云々以前に、文字が間違っていると何も伝わらないのです。

デザイナーってデザインに集中して、校正力などを見落としがちですが、大切なスキルだったりもします。

「誤字」を侮るなかれ!

特に印刷物は、一回印刷にかけてしまったら、取り返しがつかないので、やらかした感が半端ないんです!!

今回は「デザイナーとして絶対にやってはならないこと」と題し、自分の経験に基づいた失敗談をお話したいと思います。

みなさんも、私を反面教師にしながら、当記事をご覧ください。



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誤字があるままデータ入稿してしまった時の絶望感

日々、余裕を持ってデータ入稿をしたいと思っているのですが、なぜ入稿前はこんなにバタバタするのでしょうか。

少し言い訳にもなってしまいますが、入稿ギリギリまで情報が降りて来なかったり、土壇場で内容変更が来たりするから、入稿前にバタバタしてしまうこともデザイン業務では良くあることです。

しかし、今日中に入稿しないと納品が間に合わないからと言って、焦って入稿するとろくなことがありません。
どこかしらに「間違い」が発生してしまう危険があるからです。

 

私も、数回ほど「誤字」があるチラシをあげてしまったことがあります。

出来上がったチラシを確認して、誤字を見つけた時の絶望感と来たら。。。

チラシ全体に関わる大きな誤字ではなかったのですが、何日もかけてがんばって作ったデザインも、些細な誤字一箇所で価値がゼロに変わってしまったのです。

不幸中の幸い(でもないですが)、私の場合は文脈がおかしい程度のミスでしたが、もしこれが、価格だったり、日時だったり、キャッチコピーだったり、伝えたい大切な情報だったりすると、そのチラシをそのまま配布する訳にもいきません。
結果、何の意味も持たない、ただの紙くずになってしまうのです。

 

自分や関係者が費やした制作時間やその間の給料、印刷代などを考えると結構な損害ですよね

もし、納品日ギリギリに出来上がった場合、再印刷をかける時間さえありません。

 

誤字ひとつで、どんな素晴らしいデザインも価値がなくなってしまうのです。

「恐ろしい」の一言に尽きますよね。

 

デザイナーが誤字・間違いをできるだけなくすための対策

そんなデザインにおける失敗の経験から、誤字や、間違いをなくすための対処方法をまとめてみました。

  1. いろんな人にデザインを確認してもらう
  2. プロの校正者に確認してもらう
  3. 自分自身での校正を絶対に怠らない
  4. 余裕を持ったスケジュールで取り組む
  5. PC画面上ではなく、紙に印刷して確認作業をする

ひとつずつ確認していきましょう。

①いろんな人にデザインを確認してもらう

いろんな人にデザインを確認してもらいます。
特に誤字脱字の間違いに関しては、デザインに関係ない人でも確認することができるので、確認してもらう人は多ければ多いほど良いです。

何回確認しても、誤字や間違いって意外にも出てくるもんなのですよ。。。

私の場合、自分以外にも、最低でも2人には確認してもらうようにしていました。

 

②プロの校正者に確認してもらう

前職の時は、プロの校正者の人に、常に確認をしてもらいました。

さすがプロ!的確かつ素早く、間違いや、日本語の言い回しなどを指摘してもらえます。
校正者の方に見てもらえるだけでもかなりの安心感があります。

プロの校正者にお願いすると、誤字脱字チェックだけではなく、文章を簡潔にまとめてくれるので、いいことづくめなんですよ!

プロの校正者が身近にいなくても、ランサーズクラウドワークスココナラ
などのクラウドソーシングサイトでも外注として仕事を発注できるので、利用を検討してみてください。

 

③自分自身での校正を絶対に怠らない

これが一番大事かもしれません。

忙しいと、つい周りの人に頼ってしまいますが、すべての人に確認してもらった後に、自分のうっかりミスで、間違いを打ち込んでしまうと、今までの確認は何の意味もなくなってしまいます。

デザインデータを扱っているのは自分だという自覚を持ち、最低でも、入稿前には自身でも最終確認ができるよう時間を確保しておくことが大切です。

 

また、フリーランスの場合は特に、必要最低限の校正力を身につけておくことも必要かなと思います。

会社内と違い、気軽に頼れる人って少ないですもんね。
だから自身の校正力も、ある程度は必要なのです。

私も校正の本を何冊か持っていますが、まだまだ勉強中です。
日本語の文法って難しい。。。

 

④余裕を持ったスケジュールで取り組む

自分一人の仕事なら良いのですが、デザインはクライアントありきの仕事。
自分がいくら余裕を持ったスケジュールを組んでも、相手側の急な変更などに対応しなければならないこともあるのでなかなか難しいのですが、余裕を持ったスケジュールで仕事に取り組むと、ミスも減ります。

理想は、進行も、入稿日も、納品日もすべて余裕を持たせるスケジュールです。

余裕のあるスケジュールで進めることができると、焦りによるミスもなくなり、確認作業にも時間を割けます。

そして、クライアントなどの相手側には、入稿前ギリギリの修正対応になると、間違えなどのリスクも発生する可能性もあると事前に説明しておいても良いかもしれません。

私も実際に、何度も入稿前ギリギリに変更を言ってくる相手には、そのように伝えたこともあります。

 

⑤PC画面上ではなく、紙に印刷して確認作業をする

PC画面上で確認するより、紙で見た方がはるかに可読性が上がり、誤字や間違いに気づきやすいです。

ネット上でもこういった例がたくさん挙げられているので、間違いありません。
以下、とても参考になったサイトがあったので、引用します。

紙に印刷して読むとき──つまり、反射光で文字を読むとき、私たちの受容モードは自動的に、そして脳生理学的に「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わる。したがって、ミスプリントを見つけやすい。

反射光とは、本のページを読むときのように、紙に反射して、そしてインクが染み込んだ文字を浮かび上がらせて私たちの目に飛び込んでくる光をいいます。

分析モードとは、スキャナーが文書や画像の全体をスキャンするように、ドット単位で読み取っていくような情報の受け取り方をいいます。批判モードとは、能動的にチェックしつつ取り込んでいくような情報の受けとめ方をいいます。

これに対し、透過光とは、テレビを見たり、コンピュータのモニター画面で何かを見たりするときのように、ブラウン管やモニター画面から発せられる光線が、私たちの目に映像として入ってくるものをいいます。この場合、私たちの認識モードは、自動的にパターン認識モード、くつろぎモードに切り替わります。

パターン認識モードとは、細かい部分は多少無視して、全体的なパターンや流れを追うような読み取り方をいいます。分析モードの対極にあるもので、多量の情報を短時間に処理しなければならないときは、このモードになりやすいといえます。

くつろぎモードとは、あらゆる刺激に対して感覚器官を開放し、受動的に、送られてくるものをそのまま受け止めようとするような情報の取り込み方をいいます。

ここから、私たちが透過光で文字を読む場合は、何となく全体の流れを追うだけになってしまい、細部にあまり注意を向けることはできません。したがって、ミスプリントを見逃してしまうということになります。

出典元 A Successful Failure|プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ

めんどくさがらず、きちんと紙に印刷したものを確認するようにしましょう。



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印刷物完成後に、誤字が見つかってしまった場合の対処法

厳重にデザインを確認したにも関わらず、誤字や間違いが見つかってしまうことも残念ながらあり得ることです。

もし、印刷物が完成した後に誤字が見つかった場合、どういった対処法があるかを紹介しておきます。

①間違いを修正したうえで再印刷する

一番手取り早い方法が、「間違い」を修正して再入稿する方法です。

手っ取り早い対処法なんですが、お金が倍以上かかってしまう点が難点。

また、万が一再印刷する時間もないくらいギリギリのスケジュールだった場合は、この方法は適用できません。

少しでも時間に余裕がある場合は、当日仕上げ対応の印刷会社もありますし、キンコーズアクセアリスマチックなどのセルフ出力サービスなどを利用すると、自宅や会社のコピー機よりは綺麗に印刷することができます。

しかしながら、納期に余裕がある場合の印刷代と比べたら、印刷一枚あたりの単価が格段に高くなってしまいます。
(→印刷会社に印刷をお願いすると、通常は印刷日数に余裕があればあるほど、印刷代が安くなります)

会社内や自宅のプリンターで印刷してたとしても、インクの消費がかなり激しいので、コストが予想以上にかかってしまうでしょう。

 

②誤植の上にラベル貼り

誤植印刷の上に、修正用のラベルを貼って対応もできます。

これは、私が間違えた訳ではないのですが、商品パッケージを作った時の話になります。
パッケージ完成後に商品スペックの一部に変更が発生しました。
スペック部分2〜3文字の小さい間違いのために再印刷をかけるのはコストもかかるので、
間違い部分の上に貼るラベルを作成し、手作業で貼り付けるという対応をしました。

市販のプリンタ対応ラベル紙(フリーカットのもの)を買います。
間違っていない文字をフリーカットの上に並べられるだけ並べ、誤字の大きさに切りとり、重ねて貼りつけます。

修正版のラベルを作る手間自体はたいしたことはないのですが、ラベルを貼る作業は大変です。

コストはかなり抑えられる分、かなりの手間がかかってしまう方法です。

 

③そのまま配布してしまう

文脈での少しの間違いなど、全体に大きく関わる間違いでなければそのまま配布してしまったこともあります。

時間とコストを考えた時に「仕方ない」と判断したからです。
その時は、必要最低限だけ配布して、後日再印刷かけましたが。

社内や身内で使用するもので、特に誤字のまま出回っても問題ないものなど、使用用途によっても同じ対応ができます。

 

【最重要】自分以外の人に確認してもらうことが大切

完成した後に、ミスを見つけてしまった場合、このようにお金も時間も手間もかかってしまう対処をしなければなりません。

だから、何人かに最終データを確認してもらっておくことが大事。
印刷前の事前の間違いに気づきやすいのに加え、間違いが発覚した時に精神的に少し楽になります。

自分ひとりしか確認していないのであれば、100%自分の責任です。
しかし、あまり良い言い方ではないのですが、他の人に確認作業をお願いしていると責任が分散できます。(連帯責任のような)
だからこう言ったことを考えても、複数の第三者に確認してもらった方が安心なのです。

 

それと同時に大切なのは、間違いを素直に謝れることです。
言い訳ばかりせず、自分の責任だった場合は、きちんと自分の非を認め謝罪をしましょう。

失敗を肥やしとして「経験値」を積み重ねていくことにより、いざという時に的確な対応ができるようになります。

失敗から反省することで、学べることも多いですからね。

 

【番外編】入稿ミスは100%デザイナーの責任です

「誤字」などによる間違いは、周囲の人と責任を共有できますが、入稿データに不備があった場合は、100%デザイナー側のミスになります。

データは完璧でも、入稿データに不備があれば印刷が止まってしまい、最悪の場合当初予定していた納品日もズレてしまうという事態になってしまいます。

・・・残念ながら私も、入稿データに不備があり、納品日をズラしてしまったことがあります。
(フォントに一箇所ロックがかかっていて、アウトラインが取れていなかったんですよ。涙)

入稿データのミスは、言い訳のしようがありません。
100%自分の責任なので、ミスが発覚した時はかなり絶望しました。。。

みなさんも、入稿データの不備には気をつけてくださいね。

▽不備にならない入稿データの作り方の記事はこちらから▽

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まとめ

デザインばかりに気を使うのではなく、確認作業も怠らないようにしましょう。

誰からも絶賛される素晴らしいデザインができても、誤字や間違いがあれば、そのデザインの価値はゼロになってしまいます。

第三者に確認をしてもらったとしても、データを取り扱っているのは自分だという自覚と責任を持ち、自身でも必ず最終チェックをしましょう。

 

Webサイトは誤字や間違いがあっても、いくらでもテキストの打ち替えが可能です。
しかし、グラフィックデザインなどの紙媒体は、一度入稿して出来上がったもののやり直しはできません。

そうゆう意味では、グラフィックデザイナーは責任重大なのです。

 

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