デザイン向上委員会

インハウスデザイナー(社内デザイナー)で働くメリットと悩み【経験談】

こんにちは、デザイナー歴10年のemikiです。

私は過去にデザイナーとして会社勤めをしており、いわゆる「インハウスデザイナー(社内デザイナー)」として働いてきました。

インハウスデザイナー(社内デザイナー)は、デザイン事務所や制作会社とは違ったメリットを得られることもたくさんあります。

今回は、私の経験を元にインハウスデザイナーとしての働き方のメリットと、インハウスデザイナーだからこそ感じた悩みを紹介したいと思います。

インハウスデザイナーに興味がある方、インハウスデザイナーとして就職・転職したい方は、ぜひ参考にしてください!



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インハウスデザイナーの仕事環境・待遇面のメリット

まずは、インハウスデザイナーの仕事環境における待遇面のメリット紹介します。

デザイナーの仕事は、「激務」「忙しい」「休みがない」というブラックなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、インハウスデザイナーはそんな会社ばかりではないんですよ。

待遇面・福利厚生の手厚さが、デザイン事務所や制作会社との大きな違いです。

定時があるので労働時間が明確。休みもきちんと取れるので、自分で予定を立てやすい

私は今まで、インハウスデザイナーとして数社働いてきましたが、基本は8時間労働です。
土日祝はきちんと休めて、有給などの長期休暇もきちんと取得できました。

仕事状況によっては残業することもありましたが、デザイン事務所や制作会社のように「毎日終電で帰宅」「終電がないからタクシーで帰宅」「仕事が終わらないから会社に頻繁に泊まる」と言った激務な職場環境ではありませんでした。
(→もちろんデザイン事務所の中にも、長時間労働がない会社もありますし、インハウスデザイナーでも激務な現場はあるので一概には言えませんが。)

 

このようにインハウスデザイナーは、残業時間が少なかったり、休みもきちんと取れたので、プライベートの自分の時間が確保しやすかったです。

仕事以外の時間を有意義に過ごすことができ、仕事とプライベートのメリハリをつけることが、仕事のモチベーション維持にも繋がりました。

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残業代・ボーナスが出る

インハウスデザイナーは、基本8時間労働なので、8時間以上働いた場合は、きちんと残業代が出ました。

「8時間以上働いたら、残業代が支給されるのは当たり前じゃない?」
と、思うかもしれませんが、デザイン業界は重労働の割に低賃金な業界として有名です。

私の周りにいるデザイン事務所や制作会社で働いている友人・知人に聞くと、

残業代が出ない
年俸制
みなし残業制

など、どれだけ働いても、残業代が出ないことがあると聞きます。
「時給換算したら、泣きたくなるくらい」と、友人が話していたので、働けば働くほど時給が下がってしまうということです。

やはり労働の対価はお金なので、働いた分はお金をいただきたいところですよね。

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一方インハウスデザイナーは、企業内のデザイナーという位置なので会社員の一人とされ、残業代はもちろんのこと働いた分だけ給料が出ます。
さらにはボーナスが支給されることも魅力です。

ボーナス支給は、働く上でかなりのモチベーションアップになもなるので、ボーナス支給がある会社に勤められるにこしたことはありません。

 

福利厚生が手厚い

  • 社会保険完備
  • 有給取得
  • 社員割引
  • ランチ代補助
  • 家賃補助(社宅や寮の完備)
  • 研修費
  • 社員旅行

会社によりけりですが、インハウスデザイナーとして会社員として働くと、様々な福利厚生を受けることができます。

小さい事務所だと、福利厚生面の恩恵を受けづらかったりしますが、ある程度の規模の会社のインハウスデザイナーとして就職できれば、手厚い福利厚生を受けることができます。
これらは企業に勤める会社員ならではの嬉しい特典ですよね。

 

社会人としてのビジネススキルを身につけることができる

デザイナー以外の人(他の部署の人)が会社内にいると、一般常識的なビジネスマナーを学ぶ機会が多く、デザイナーしかいない会社だと教育されないマナーについても学ぶことができます。

例えば、デザイナーにはあまり縁がないのエクセルやワード使い方や、ビジネスマナーとしての正しい電話対応、言葉遣いなど、分からないことがあれば、他部署の人から吸収して知識として得ることができます。

私の場合、前職ではビジネスマナー研修が定期的に開催されていて、自由に参加ができました。
もちろん内容は有料のセミナー。
受講料は会社が負担してくれるので、私たち社員は無料で参加することができました。

また、申請すれば、デザイン系のセミナーや研修にも参加させてもらえました。
(もちろん受講費は会社に負担していただいて)



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インハウスデザイナーの「デザイナーとしての」スキルアップ面

福利厚生や待遇面に関しては、インハウスデザイナーの方が良いということは、ご理解いただけたかと思います。

続いて、デザインのスキルアップ面について述べたいと思います。

一般的には、「インハウスデザイナー」よりも「デザイン事務所」で働いた方がスキルアップができるとされていますが、実際のところはどうなんでしょう。

ここでは、私が体感したインハウスデザイナーのデザイナーとしてのスキルアップについて紹介したいと思います。

いろんな分野のデザインに挑戦できる

インハウスデザイナーは、ある一定のジャンルのデザインだけではなく、さまざまなジャンルのデザインに挑戦できます。

私は転職の際にグラフィックデザイナーとして採用されたのですが、状況に応じでWebデザインをしてみたり、プロダクトデザインをしてみたり、映像を編集してみたり、ブックデザイン、パッケージデザイン、イラスト作成など様々なジャンルのデザインに挑戦してきました。

色々なジャンルのデザインに挑戦できるこそ、自分の知識もの幅も増え、財産にもなります。

特にデザイナーの人数が少ない会社だと任される仕事の幅も広く、仕事にやりがいを持ってのぞむことができます。

 

企画から納品まで関わることができる

いろんな分野のデザインに挑戦できるプラス、インハウスデザイナーは、企画段階から商品開発に携わることができます。

企画→デザイン→納品と、最初から最後まで、一つのものを作り上げる過程を経験することができます。

自社ブランドの製品開発の場合は特にそうですね。

企画・構成がすでに出来上がっているものをデザインするのではなく、最初の過程から関わることにより、作るものに愛着がわき、より良いものを作ろうという意欲にも繋がります。

ものづくりの一通りの流れを見ることができるので、とても貴重な経験となります。

 

インハウスデザイナーのデザインスキルの伸び代について

一般的にデザインスキルの取得は、「インハウスデザイナー」よりも「デザイン事務所」の方が良いとされています。

確かに、デザイン事務所は、激務且つデザイン漬けの日々になるので、嫌でもスキルアップをしていくでしょう。
上下関係も厳しいので、自分のデザインのダメな部分をバシバシ指摘してもらえるので、伸び代も半端ないでしょう。

中には、デザイン事務所並みに厳しいインハウスデザイナーの現場もありますが、総体的に見て、デザインスキルを磨くならデザイン事務所に就職した方が早いことは事実です。

 

しかし、インハウスデザイナーでも、自分が学ぶ姿勢を怠らなければ、デザインスキルが磨かれないなんてことはありません。

グラフィック以外の分野のデザインに挑戦できたり、ものづくりの経験を最初から最後まで経験できたりと、デザイン事務所では経験できないことにも挑戦できるので、一概にインハウスデザイナーの方がデザインスキルを習得できないと言い切れないことも事実なのです。



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インハウスデザイナーとしての悩み

インハウスデザイナーはメリットばかりではありません。
インハウスデザイナーならではの悩みもあるので紹介します。

デザイナー仲間がいない環境のため、わからないことを聞く人がいない

社内にデザイナー仲間がいない(少ない)ため、デザインで分からないことがあれば、自分で解決しなければなりません。

しかし、分からないことを調べるということは、自分の知識として吸収することができるので、自身の勉強にもつながります。

また、デザイン情報を共有する仲間が身近にいないので、常に外アンテナをはって最新のデザイン情報をインプットし続けなければ、デザインスキルが鈍ってしまいます。

ある意味、油断や慢心が禁物な環境でもあります。

 

デザインという仕事を理解してくれる人がいない

「チラシなんて30分あれば作れるでしょ?」
「ここの写真の背景全部消してくれる?」
「やっぱこのデザインはナシにして、新しく始めから作ってくれる?」

デザインという作業にどれだけ時間がかかるのか。
簡単にできることと、できないことがある。

そのようなことを知らない人たちから、無理難題な注文をつけられることもあります。

デザインという仕事を理解してくれる人が周りにいないので、もし無理難題な仕事が来たら、どうゆう理由でできないかを随時その人に説明し、説得する力も必要になってきます。

だた「できない」ではなく、「どのようにしたらできるか」などの打開策を提案するスキルも必要です。

 

まとめ〜インハウスデザイナーとしての働き方〜

インハウスデザイナーとして働く場合、企業に属することが多いため、給料・労働時間・休日取得・残業・福利厚生などの待遇面に関してもデメリットは、まったくありません。

ただ、周りにデザイナーがいない分(いても少数)、分からないことは自分で調べたり、自分で解決する力が必要になってきます。

また、デザイナーという仕事を理解してくれる人が周りに少なく、無理難題な仕事を任せられる場合もありますが、何でもかんでも安請け合いするのではなく、(安請け合いすると自分で自分の首をしめ、最悪自分だけではなく周りの人にも迷惑をかけてしまうため)「無理なものは無理」「こうすればできる」など、相手にきちんと伝えることも大切です。

 

デザイン事務所や制作会社は、残業や休日出勤が当たり前のような風潮があります。
(もちろんホワイトなデザイン事務所や制作会社もありますが)

また、残業代が出ない職場も多く、時給換算したらものすごく低賃金の現場が多いでしょう。

その代償として、デザイナーとして得るものが大きいのかもしれませんが、無茶な働き方をして体調を崩してしまっては元も子もありません。

そういった面で、デザインの仕事もできて、福利厚生も手厚く、バランスが取れているのインハウスデザイナーという働き方を、私はおすすめします。

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私が就職時、デザイン事務所ではなくインハウスデザイナーを選んだ最大の理由こんにちは、emikiです。 以前、インハウスデザイナー(社内デザイナー)で働くメリット【経験談】という記事を書きました。 ...



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