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デザイナーの転職 デザイナーの働き方

【経験談】インハウスデザイナー(社内デザイナー)で働くメリットと悩み

この記事は、インハウスデザイナーについて書いています。

私は過去に「インハウスデザイナー(社内デザイナー)」として働いていました。

 

インハウスデザイナーは、デザイン事務所・制作会社勤務と職場環境が違います。

業界的には、デザイン事務所勤務よりもインハウスデザイナーが“下”に見られる傾向にあるのですが、インハウスデザイナーにがたくさんのメリットもあります。

もちろん会社によってレベルは違うけど、残念ながらインハウスデザイナーは下に見られちゃう
emiki

 

今回は、私の経験を元にインハウスデザイナーの働き方やメリット、インハウスデザイナーだからこそ感じた悩みを紹介します。

インハウスデザイナーに興味がある方、インハウスデザイナーとして就職・転職したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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インハウスデザイナーの仕事環境・待遇面のメリット

まずは、インハウスデザイナーの仕事環境における待遇面のメリット紹介します。

デザイナーは「激務」「忙しい」「休みがない」というブラックなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、インハウスデザイナーはそんな会社ばかりではないんですよ。

待遇面・福利厚生の手厚さが、デザイン事務所や制作会社との大きな違いです。

給与面や福利厚生に関しては、インハウスデザイナーの方が待遇が良いよ
emiki

 

定時帰宅も可能。休みが取りやすくプライベートの融通が効く

私は今までインハウスデザイナーとして数社働いてきましたが、日本の労働基準のもとで基本は8時間労働です。

土日祝はきちんと休めて、有給などの休暇もきちんと取得できました。

仕事状況によっては遅くまで残業することもありましたが、デザイン事務所や制作会社のように「毎日終電で帰宅」「終電がないからタクシーで帰宅」「仕事が終わらないから会社に頻繁に泊まる」と言った激務な職場環境ではありませんでした。

 

もちろんデザイン事務所の中にも定時退社の会社もありますし、インハウスデザイナーでも激務な職場はあります。

一概には言えませんが、インハウスデザイナーの方は定時退社ができて休みが取りやすく、プライベートの時間が確保しやすいです。

 

仕事以外の時間を有意義に過ごすことができ、仕事とプライベートのメリハリをつけることが仕事へのモチベーション維持にも繋がりました。

 

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残業代・ボーナスが出る

インハウスデザイナーは8時間以上働いた場合は、きちんと残業代が出ました。

「8時間以上働いたら、残業代が支給されるのは当たり前じゃない?」

と思うかもしれませんが、デザイン業界は重労働の割に低賃金な業界として有名です。

私の周りにいるデザイン事務所や制作会社で働いている友人・知人に聞くと、

残業代が出ない
年俸制
みなし残業制

など、どれだけ働いても残業代が出ないと口を揃えて言います。

「時給換算したら、泣きたくなるくらい」と友人が話していたので、働けば働くほど時給が下がってしまうということです。

やはり労働の対価はお金なので、働いた分はお金をいただきたいところですよね。

 

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一方インハウスデザイナーは、企業内のデザイナーという位置付けです。
要は会社員の一人なので、残業代はもちろんのこと働いた分だけ給料が出ます。

さらにはボーナスが支給されることも魅力です。

ボーナス支給は、働く上でかなりのモチベーションアップになるので、この辺もインハウスデザイナーで良かったなと思います。

ボーナスが支給されるデザイン事務所もあるから、すべてではないよ
emiki

 

福利厚生が手厚い

 社会保険完備
 有給以外の特別休暇
 社員割引
 ランチ代補助
 家賃補助(社宅や寮の完備)
 研修費
 社員旅行

インハウスデザイナーは会社員として働くので、様々な福利厚生を受けることができます。

小さい事務所だと福利厚生面の恩恵を受けづらかったりしますが、ある程度の規模の企業のインハウスデザイナーに就職できれば、手厚い福利厚生を受けることができます。

これらは企業に勤める会社員ならではの嬉しい特典ですよね。

 

社会人としてのビジネススキルを身につけることができる

デザイナー以外の人(他部署の人)が会社内にいると、一般常識的なビジネスマナーを学ぶ機会が多いです。

例えば、デザイナーにはあまり縁がないのエクセルやワード使い方や、ビジネスマナーとしての正しい電話対応、言葉遣いなど、分からないことがあれば他部署の人から吸収して知識として得ることができます。

 

私の場合、前職ではビジネスマナー研修が定期的に開催されていて、自由に参加ができました。
もちろん内容は有料のセミナー。

受講料は会社が負担してくれるので、私たち社員は無料で参加することができました。

申請すれば、デザイン系のセミナーや研修にも参加させてもらえました。



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インハウスデザイナーの「デザイナーとしての」スキルアップ面

福利厚生や待遇面に関しては、インハウスデザイナーの方が明らかに良いと考察できます。(注意:会社による)

続いては、デザインのスキルアップ面についても述べたいと思います。

 

一般的には「インハウスデザイナー」よりも「デザイン事務所」で働いた方がスキルアップができるとされていますが、実際のところはどうなんでしょう。

ここでは、私が体感したインハウスデザイナーのスキルアップについて紹介したいと思います。

 

いろんな分野のデザインに挑戦できる

インハウスデザイナーは、ある一定のジャンルのデザインだけではなく、さまざまなジャンルのデザインに挑戦できます。

私はグラフィックデザイナーとして働いていたのですが、状況に応じでWebデザインをしてみたり、プロダクトデザインをしてみたり、映像を編集してみたり、ブックデザイン、パッケージデザイン、イラスト作成など様々なジャンルのデザインに挑戦してきました。

色々なジャンルのデザインに挑戦すると、自分の知識もの幅も増え、財産にもなります。

特にデザイナーの人数が少ない会社だと任される仕事の幅も広く、仕事にやりがいを持ってのぞむことができます。

 

 

企画から納品まで関わることができる

インハウスデザイナーは、企画段階から商品開発に携わることができます。

企画→デザイン→納品と最初から最後まで、一つのものを作り上げる過程を経験することができます。

 

自社ブランドの製品開発の場合は特にそうですね。

企画・構成がすでに出来上がっているものをデザインするのではなく、最初の過程から関わることによって作るものに愛着がわき、より良いものを作ろうという意欲にも繋がります。

ものづくりの一通りの流れを見ることができるので、とても貴重な経験となります。

 

 

インハウスデザイナーでもデザインスキルを磨ける

一般的にデザインスキルの習得は「インハウスデザイナー」よりも「デザイン事務所」の方が良いとされています。

確かにデザイン事務所は、激務且つデザイン漬けの日々になるので、嫌でもスキルアップをしていくでしょう。
上下関係も厳しいので、自分のデザインのダメな部分をバシバシ指摘してもらえ、伸び代も多いです。

中には、デザイン事務所並みに厳しいインハウスデザイナーの現場もありますが、総体的に見てデザインスキルを磨くならデザイン事務所に就職した方が早いことは事実です。

 

しかし、インハウスデザイナーでも自分が学ぶ姿勢を怠らなければ、デザインスキルの向上を図ることができます。

自分が当初希望していた分野以外のデザインに挑戦できたり、ものづくりの経験を最初から最後まで経験できたりと、デザイン事務所では経験できないことにも挑戦できるので、一概にインハウスデザイナーの方がデザインスキルを習得できないと言い切れないのです。

 



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インハウスデザイナーとしての悩み(デメリット)

これまでインハウスデザイナーはのメリットを述べてきましたが、もちろん悩みやデメリットも存在します。

続いては、インハウスデザイナーならではの悩みをご紹介します。

 

デザイナー仲間がいない環境のため、わからないことを聞く人がいない

社内にデザイナー仲間がいない(少ない)ため、デザインで分からないことがあれば自分で解決しなければなりません。

分からないことを調べるのは自身の勉強にもつながるので、一概にデメリットとは言えないのですが、やはり周囲に教えてくれる人や仲間がいないと寂しさを感じることもあります。

 

また、デザイン情報を共有する仲間が身近にいないので、常に外アンテナをはって最新のデザイン情報をインプットし続けなければ、デザインスキルが鈍ってしまいます。

油断や慢心が禁物な環境でもあります。

 

デザインという仕事を理解してくれる人がいない

「チラシなんて30分あれば作れるでしょ?」
「ここの写真の背景全部消してくれる?」
「やっぱこのデザインはナシにして、新しく始めから作ってくれる?」

デザインという作業にどれだけ時間がかかるのか。
簡単にできることと、できないことがある。

そのようなことを知らない人たちから、無理難題な注文をつけられることもあります。

デザインという仕事を理解してくれる人が周りにいないので、もし無理難題な仕事が来たら、どうゆう理由でできないかを随時相手に説明し、説得する力も必要になってきます。

だた「できない」ではなく、「どのようにしたらできるか」などの打開策を提案するスキルも必要です。

 

刺激がないので、ぬるま湯に浸かってしまうことも

コンペをバリバリこなしているデザイン事務所は、常に切磋琢磨しながら日々自分のデザインスキルを磨くことができる環境が整っています。

一方、インハウスデザイナーは、基本的には社内のデザインしか行いません。

慣れるまで大変なんですが、長年勤めていると「自社デザインの傾向」が分かってくるので、コツさえ掴めばスムーズにデザインの仕事を進行できるようになります。

良くも悪くも外側からの刺激がないため、長く勤めるほどぬるま湯に浸かっている状態になります。

 

働き方は人それぞれなので、それが一概に悪いとは言えませんが、デザインの現場の第一線で活躍したい、常に最新のデザイン情報をキャッチしておきたいという人には、刺激がなさすぎて向かない環境と言えますね。

 

 

まとめ〜インハウスデザイナーとしての働き方〜

インハウスデザイナーは企業に属することが多いため、給料・労働時間・休日取得・残業・福利厚生などの待遇面に関してのデメリットがないのが特徴。

ただし、周りにデザイナーがいない分(いても少数)、分からないことは自分で調べたり、自分で解決する力が必要になってきます。

 

また、デザイナーという仕事を理解してくれる人が周りに少なく、無理難題な仕事を任せられることもありますが、何でもかんでも安請け合いするのではなく、「無理なものは無理」「こうすればできる」など、相手にきちんと伝える力も大切です。

 

デザイン事務所や制作会社は、残業や休日出勤が当たり前のような風潮があります。
(もちろんホワイトなデザイン事務所や制作会社もありますが)

また、残業代が出ない職場もあり、時給換算したらものすごく低賃金な働き方になってしまうことも!

その代償としてデザイナーとして得るものが大きいのかもしれませんが、無茶な働き方をして体調を崩してしまっては元も子もありません。

そういった面で、デザインの仕事もできて、福利厚生も手厚く、バランスが取れているのインハウスデザイナーという働き方を私はおすすめします。

 

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